7月のある日、朝一番の船で石垣島から竹富島へ。定期航路で15分ほどの船旅。到着した竹富港はまだ朝の静寂のなかにあって、到着客を待つ送迎バスの姿もありません。
坂道を10分ほどゆっくりと上がりきると集落の入り口。最初の角を曲がると、白砂の道を掃除するおじいさんがいました。
掃き清められたサンゴの道の白さ、砂についた帚の繊細なはけ目。朝のひかりで輝いています。声をかけると、帚はおじいさんのお手製で、細い枝を集めてつくった自分用の箒であることを話してくれました。
白砂の道の朝の掃除は、竹富島の人びとが、子供の時から続けている日課。
「うつぐみ」の心で助け合いながら守ってきた、島のくらし、文化、自然。
「竹富島憲章」(1986年制定)に心を打たれます。 (村)

※うつぐみ
島の偉人・西塘の言葉「かいしくさ うつぐみど まさりょる」。
「うつぐみ」は一致協力のことで竹富島の基本精神。
皆で協力することこそ優れて賢い、賢さより一致協力が勝るという意味。








