


長野県松本市にある旧開智学校は1876(明治9)年に開学し、約90年間子どもたちに使われてきた小学校です。
1964年に現在地に移築し、その後何度も修理しながら当時の様子を伝えています。
まだ西洋式の建築が行われていなかった明治初年。開智学校は日本の伝統的な技術で造られました。
こうした擬洋風建築と呼ばれる建築物は日本中で建てられ、長野県には多く残っています。
100年以上経った現代で、当時の工法で修理し続けることは奇跡的なことです。
開智学校の特徴の一つである白い壁と天井。
白い壁は小舞壁を下地にした漆喰。
天井はサイズや質が異なる和紙を五重に重ね貼り。
天井の貼り作業をビデオで見ました。
気が遠くなる作業をやり遂げたのは、松本市内の表具店だそうです。
表具店
地域の人たちが大事に守ってきた開智学校は、2019年に国宝に指定されました。
これからも伝統の技術を絶やさず美しい姿を残してほしいと思います。 (高)







