年明け早々の能登半島地震。本震の後も、震度5,6の強震が繰り返し起こり、海底が4mも隆起するなど、考えてもみなかった大自然の猛威に衝撃を受けています。
奥能登は大好きな場所。現代アートに関わっている知人に勧められ、2017年に「奥能登国際芸術祭」に行きました。厳しい自然のなかでの里海里山に寄り添った暮らし、日本海の海運が隆盛だった時代から連なる色濃い文化に心惹かれました。黒瓦に板壁の家々、塩田の風景、強風の時には「波の花」が舞う海岸線。平穏な暮らしが早く戻ることを祈るばかりです。 (村)
年明け早々の能登半島地震。本震の後も、震度5,6の強震が繰り返し起こり、海底が4mも隆起するなど、考えてもみなかった大自然の猛威に衝撃を受けています。
奥能登は大好きな場所。現代アートに関わっている知人に勧められ、2017年に「奥能登国際芸術祭」に行きました。厳しい自然のなかでの里海里山に寄り添った暮らし、日本海の海運が隆盛だった時代から連なる色濃い文化に心惹かれました。黒瓦に板壁の家々、塩田の風景、強風の時には「波の花」が舞う海岸線。平穏な暮らしが早く戻ることを祈るばかりです。 (村)
2020年3月に砂町銀座商店街(江東区)の一角にできた就労継続支援「ドリーム第3」。
店舗の名前は「カフェくれよん」と名付けられました。
しかし、ちょうどコロナ禍拡大の時期にあたり、素敵な店舗はオープンできず、作業所だけの開所になっていました。
昨年9月に店舗もオープンできたとのことで早速うかがってきました。
仲間のみなさんにはとても人気の作業所だそうで、早くも次の作業所が必要になってきているようです。
3年半の月日は長かったですが、生き生きした店内を見ることができて本当に良かったです。
お近くの方、どうぞお寄りください。 (高)
つくばエクスプレス線沿線は人口が増加し、駅周辺ではマンション建設など開発が盛んです。
その一角にあたる埼玉県三郷市、みさと中央駅に近い場所に、みさと中央医療福祉ビルが完成してちょうど2年になります。
診療所、調剤薬局、訪問看護の事業所、障がい者作業所など、2グループ、4法人、6事業所が入居する複合ビル。24時間診療所や障がい者の暮らしを支援する相談所など、地域の切実な要望に応えた内容です。
右手奥にある建物の手前は川をはさんで「におどり公園」が広がっており、散策やカフェタイムで人気があるようです。
来月には完成後2年目点検で担当者がうかがうことにしています。 (高)
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2023年10月14・15日に開催された建築とまちづくりセミナーin彦根(新建築家技術者集団主催)に参加しました。テーマの一つは中心市街地の再生です。
彦根駅から彦根城への観光軸から外れた銀座商店街。
歴史は古く彦根城を守る足軽屋敷に挟まれた町人街が商店街になり、1961年に作られた防災建築街区造成法による建て替えで鉄筋コンクリート造の商店街ができました。
それから60年。1階店舗、2階以上は住まいという構成の建物は、世代が替わり子ども世代が家族を連れて戻りリノベーションが行われたところもいくつかありますが、シャッターが閉じたままの店舗も。所有権が複雑で建て替えもままならず、新しく店主になった世代を中心に大学のまちづくり研究室を巻き込んで再生の検討が進められています。
2日目の会場をお借りしたのは商店街にホールをお持ちのコジマギャラリーさん。3階にあるホールは亡きお父さんが地域の人たちに使ってほしいと作られたそう。
1日目に行った彦根城天守閣は見事でした。元々の工法そのままに行った平成の大修繕の記録ビデオを見せてもらったおかげで、彦根の人たちがどれほど城を大事にしているかが分かりました。ゆるキャラ界のスターひこにゃんがいい感じでまちの雰囲気に溶け込んでいました。(高)
コロナが5類感染症へ移行し、円安も相まって外国人観光客が非常に多くなっています。
自粛状態から一気に開放された感じです。観光業界も一変し活気が戻ってきているようです。建設業界も最近タワークレーンをよく見るようになり、いろいろなプロジェクトが動きだしています。
静から動・動から静への変換点では、体調をくずしやすくなります。ボチボチいくのが良いと思います。そうも言ってられない事情もあるとは思いますが・・・
新型コロナ対策分科会、会長であった尾身氏が8月で退任されました。わけのわからないウィルスで、毎日のようにテレビ出て質問を受け、説明をされ、その心労たるや想像もつきません。本当にありがとうございました。恐れ多いのですが、今後はボチボチいってほしいと思っています。(熊)
昨年(2022年)4月に完成した埼玉県三郷市にあるアカシアの家ファンハウス。
完成から一年経ち訪問しました。
アカシアの家ファンハウスは若年性認知症の方も対象としたグループホームです。医療法人である建て主さんが、若年性認知症当事者の方や認知症の方を支える家族、支援者と共に話し合いをする場に私たちも参加し、どんな生活を送りたいか、どんな設備が欲しいか、どんなグループホームだったら入所したいと思えるかなどを、繰り返し聞き取りながら設計に反映させていきました。
ファンハウスの名前も皆さんで話し合って、若年性認知症当事者の方のアイディアから決まりました。
気軽に外出もしてほしいという施設の考え方も実践されおり、介助者なしで自転車に乗って一時間くらい外出してくる人もいるとか。
オープンキッチンでは、食事が済むと自分で食器を洗い片付けるなど、ゆっくりした時間が流れていました。
敷地の半分を畑地にしましたが、最初の夏から豊作で地域の方にも配ったそうです。
個室の入口にプレート代わりに付けた飾り棚は思い思いに飾られ、心なごむ空間になっていました。 (高)
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八王子で建設を進めていた生活介護事業所「工房みどりの風 すばる」が6月末に完成し、みなさんにお披露目する内覧会が7月29日に行われました。
仲間たち(利用者)や職員、親御さん、法人支援者、町内会、市議会議員・・・多くの人たちが訪れ、新しい事業所の完成を喜び合いました。
案内チラシを紹介します。 (高)
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今は6月の下旬です。今年の関東地方の梅雨入りは、6月8日頃で例年より1週間ほど早め。梅雨入り直後に発生した台風の影響等により線状降水帯が発生し強い局地的な降水による大雨災害や、最近ではゴルフボール大のヒョウによる被害等々がニュースを賑わしています。
一方、とも企画設計の事務所のある「都心部」では、弱い雨が降る程度でほとんど降雨はなく、梅雨らしくない日々が続いています。まだ6月中・下旬なのに真夏日が続いていて、熱中症を心配する声が聞こえてきています。もう真夏のような季節です。私的な実感ですが、季節感がおかしくなっているのかなと思います。これも温暖化の影響でしょうか。
しかし、今年も、事務所の近くの民家ではたわわにビワが実をつけ、紫陽花は色とりどりに咲き茂り、ツバメは駐車場の天井に巣をつくり雛が顔を出しています。動植物はきちんと季節通りにやってきていますのでひと安心。和んでいます。 (古)
田遊び(田祭り、御田など各地で異なる呼び方がある)は、春の鍬入れ、苗代づくりから秋の収穫に至る一連の稲作作業を演じることで、その年の豊作を祈る神事。都内でも板橋区の徳丸北野神社と赤塚諏訪神社で田遊び神事が続けられている。年に一度はどこかで田遊びに出かけたいと常々思っているが、コロナ禍の間は自粛や非公開が続いていた。
今年4月29日、横浜市鶴見区の鶴見神社でおこなわれた「鶴見の田祭り」へ。4年ぶりの田遊び、そして「鶴見の田祭り」ははじめて。明治維新の波に押され明治4年を最後に途絶えていた神事を、関係者の努力により昭和62年に110余年を経て奇跡的に復活させたという。
手づくりの舞台装置、地元の人たちが演じる素朴な神事には「豊かな実り」と「子孫繁栄」の願いが込められている。モノと情報にあふれた社会に生きる私たちの願いは盛りだくさん。でも人が幸せに生きるために本当に必要な願いは、そんなに多くはないと気づかせてくれる。 (村)
東京郊外と言えども、新しく福祉施設を建てようと思うと適地が少ないものです。
八王子で建設中の障がい者生活介護事業所は、法人や親の会の方々と敷地を探し始めたのは2019年春からです。
定員20名の施設、敷地面積300~500㎡の敷地を探して、法人はどれほど不動産情報を当たられたことでしょう。
その中から改修を含めて施設建設が可能か否かを私たちは確かめてきました。
最初の物件を検討し始めてから4年が経ち、もうすぐ完成です。
敷地の周囲は町会公園や農地、戸建て住宅が立ち並ぶ緑あふれる環境です。
春になり鶯などの鳥の声が心地よく聞こえてきます。
敷地探しは困難でしたが、結果は現在の作業所と同じ町内での建設となりました。
地元の方々と法人さんのご縁を感じながら監理をしています。 (高)