ソーラーシェリングで地域力アップー小田原かなごてファーム見学

4月、以前から新聞などで見かけ気になっていた小田原かなごてファームを見学しました。新建(新建築家技術者集団)の企画で、参加したメンバーは建築、まちづくり、農業に関心を寄せる栄養士、環境問題に取り組む市民、自然エネルギーに取り組むNPO法人など多彩でした。

第2号機の桑原ソーラーシェリング。一見雑草だらけに見えるが、共生植物の実証実験中。

第5号機の矢作の里ソーラーシェリング。両面太陽光パネル。耕作放棄地を利用してみかんの木を育てている。

 

 

 

 

 

 

 

ソーラーシェリングは太陽光を作物を育てる農業と電気を得る二つでシェアすることから名づけられています。太陽光発電というと山すそを覆うメガソーラーをイメージする人も多いでしょう。しかし、小田原かなごてファームは耕作放棄地を借りて、酒米やみかん、野菜を育てながら、畑ごとの分散型ソーラー発電を目指しています。

また、農地から生まれた作物を日本酒やみかんジュース等に加工し、後継者の少ない小田原の農業や地域経済を応援するしくみを作ろうとされています。かなごてファームが経営する農家カフェシエスタでは代表の小山田大和さんから、東日本震災時の放射能汚染に危機感を抱きこの事業を始めたいきさつを聞きました。

自社のソーラーシェリングから得られた電力100%で運営する農家カフェシエスタ。EV充電もOK。

農業と自然エネルギーで地域再生をめざす小田原かなごてファーム。これからの実践に期待しています。 (高)

小田原かなごてファームを紹介する最新記事(WEB版朝日新聞)

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揺られても

4月1日、朝と夜の満員電車に揺られ、あぁついに私も社会人になったのだと実感しました。学生の頃はピーク時間を過ぎてから電車に乗っていたため、いつもと違う重い空気が新鮮に感じました。

社会人になってから、満員電車で押し潰されようが、捕まるところがなかろうが、本を読んでいます。今まで本をあまり読んでこなかった私にとっては大きな進歩であり、長続きする趣味になることを願っています。

昔、読書の何がそんなに面白いのかと本好きの父に聞いたところ、「疑似体験ができるところが良いんだ」と。その意味がようやくわかった気がします。自分とは違う道を歩んできた人の人生を知ると新しい発見があり、そこから自分なりの考えが生まれてくるという体験は、本を読む楽しみの一つだと思いました。

慌ただしいラッシュ時に心を落ち着かせ、面白い発見ができる本に出会いたいです。(北)

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母の気持ち

母が有料老人ホームに入所しました。
母とは、父が亡くなってから3年間ほど一緒に暮らしました。
ここが最高だと言ってくれていたのに、入所が決まると「とうとう私も老人ホームに行くのだ」と気落ちしたように見えました。

ただ、私と顔を合わせるのは朝と夜と休日で、ひとりの時間が圧倒的に多かった母。
おしゃべり好きで、ずっとしゃべっているような人だったので、今思うと、寂しかったのだと思います。足が弱くなり、ちょくちょく転倒することがあり、不安もあったと思います。

老人ホームに入所し、寂しさも不安もなくなったように見えます。「入所して良かった」とも言ってくれています。

面会で母に会いに行き顔を見ると、なぜか歳をとったように感じます。  (熊)

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はるが、待ちどおしい

事務所近くの梅が満開のころ (2024年2月19日撮影)

今年になり3ヵ月が過ぎようとしています。元日に発生した能登半島地震では多くのところで未だに復旧のめどもたたず、次の日の海上保安庁の航空機と着陸した民間機の飛行機事故では死傷者がでました。

国際的にはウクライナやガザの戦争・侵攻は先が見えず、国内では裏金問題で多くの議員が関わっているにもかかわらず原因究明が進まないなど大変な状況になっています。数億円の賭博借金返済に他者のお金を振り込んだり、著名な方々が亡くなりましたが個人的には漫画家と声優(兼シンガーソングライター)が60歳代半ばで逝ってしまったことにショックをうけています。

一方、大相撲で24歳の力士が110年ぶりの新入幕優勝とアカデミー賞で映画2本が賞を獲得するなどのすごいニュースがありました。重い出来事ばかりではなく気持ちが晴れ上がりました。

2月下旬に事務所近くの1本の梅の木が満開になり一羽春の鳥が花を啄んでいました。今年の桜の開花は遅れているようです。いろいろな意味で、はるが待ちどおしいです。 (古)

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奥能登を思う

黒瓦の屋根に板壁の家々

日本海の荒波

波打ち際の舟小屋

 

 

 

 

 

 

 

年明け早々の能登半島地震。本震の後も、震度5,6の強震が繰り返し起こり、海底が4mも隆起するなど、考えてもみなかった大自然の猛威に衝撃を受けています。

奥能登は大好きな場所。現代アートに関わっている知人に勧められ、2017年に「奥能登国際芸術祭」に行きました。厳しい自然のなかでの里海里山に寄り添った暮らし、日本海の海運が隆盛だった時代から連なる色濃い文化に心惹かれました。黒瓦に板壁の家々、塩田の風景、強風の時には「波の花」が舞う海岸線。平穏な暮らしが早く戻ることを祈るばかりです。 (村)

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「カフェくれよん」あらためてオープン♬

2020年3月に砂町銀座商店街(江東区)の一角にできた就労継続支援「ドリーム第3」。
店舗の名前は「カフェくれよん」と名付けられました。
しかし、ちょうどコロナ禍拡大の時期にあたり、素敵な店舗はオープンできず、作業所だけの開所になっていました。

昨年9月に店舗もオープンできたとのことで早速うかがってきました。
仲間のみなさんにはとても人気の作業所だそうで、早くも次の作業所が必要になってきているようです。
3年半の月日は長かったですが、生き生きした店内を見ることができて本当に良かったです。
お近くの方、どうぞお寄りください。 (高)

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地域の要望に応える-みさと中央医療福祉ビル

みさと中央医療福祉ビル

つくばエクスプレス線沿線は人口が増加し、駅周辺ではマンション建設など開発が盛んです。
その一角にあたる埼玉県三郷市、みさと中央駅に近い場所に、みさと中央医療福祉ビルが完成してちょうど2年になります。

診療所、調剤薬局、訪問看護の事業所、障がい者作業所など、2グループ、4法人、6事業所が入居する複合ビル。24時間診療所や障がい者の暮らしを支援する相談所など、地域の切実な要望に応えた内容です。

右手奥にある建物の手前は川をはさんで「におどり公園」が広がっており、散策やカフェタイムで人気があるようです。

来月には完成後2年目点検で担当者がうかがうことにしています。 (高)

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建まちセミナーin彦根

2023年10月14・15日に開催された建築とまちづくりセミナーin彦根(新建築家技術者集団主催)に参加しました。テーマの一つは中心市街地の再生です。

彦根駅から彦根城への観光軸から外れた銀座商店街。
歴史は古く彦根城を守る足軽屋敷に挟まれた町人街が商店街になり、1961年に作られた防災建築街区造成法による建て替えで鉄筋コンクリート造の商店街ができました。

それから60年。1階店舗、2階以上は住まいという構成の建物は、世代が替わり子ども世代が家族を連れて戻りリノベーションが行われたところもいくつかありますが、シャッターが閉じたままの店舗も。所有権が複雑で建て替えもままならず、新しく店主になった世代を中心に大学のまちづくり研究室を巻き込んで再生の検討が進められています。

2日目の会場をお借りしたのは商店街にホールをお持ちのコジマギャラリーさん。3階にあるホールは亡きお父さんが地域の人たちに使ってほしいと作られたそう。

 

 

 

 

 

 

1日目に行った彦根城天守閣は見事でした。元々の工法そのままに行った平成の大修繕の記録ビデオを見せてもらったおかげで、彦根の人たちがどれほど城を大事にしているかが分かりました。ゆるキャラ界のスターひこにゃんがいい感じでまちの雰囲気に溶け込んでいました。(高)

建築とまちづくりセミナーin彦根

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変換点ではボチボチと・・・

コロナが5類感染症へ移行し、円安も相まって外国人観光客が非常に多くなっています。
自粛状態から一気に開放された感じです。観光業界も一変し活気が戻ってきているようです。建設業界も最近タワークレーンをよく見るようになり、いろいろなプロジェクトが動きだしています。

静から動・動から静への変換点では、体調をくずしやすくなります。ボチボチいくのが良いと思います。そうも言ってられない事情もあるとは思いますが・・・

新型コロナ対策分科会、会長であった尾身氏が8月で退任されました。わけのわからないウィルスで、毎日のようにテレビ出て質問を受け、説明をされ、その心労たるや想像もつきません。本当にありがとうございました。恐れ多いのですが、今後はボチボチいってほしいと思っています。(熊)

 

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農作業も順調/高齢者グループホーム・アカシアの家ファンハウス

昨年(2022年)4月に完成した埼玉県三郷市にあるアカシアの家ファンハウス。
完成から一年経ち訪問しました。

アカシアの家ファンハウスは若年性認知症の方も対象としたグループホームです。医療法人である建て主さんが、若年性認知症当事者の方や認知症の方を支える家族、支援者と共に話し合いをする場に私たちも参加し、どんな生活を送りたいか、どんな設備が欲しいか、どんなグループホームだったら入所したいと思えるかなどを、繰り返し聞き取りながら設計に反映させていきました。
ファンハウスの名前も皆さんで話し合って、若年性認知症当事者の方のアイディアから決まりました。

気軽に外出もしてほしいという施設の考え方も実践されおり、介助者なしで自転車に乗って一時間くらい外出してくる人もいるとか。
オープンキッチンでは、食事が済むと自分で食器を洗い片付けるなど、ゆっくりした時間が流れていました。

敷地の半分を畑地にしましたが、最初の夏から豊作で地域の方にも配ったそうです。

個室の入口にプレート代わりに付けた飾り棚は思い思いに飾られ、心なごむ空間になっていました。 (高)

 

 

 

 

 

 

 

 

Facebookアカシアの家ファンハウス

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