鶴見の田祭り

早乙女による田植え

疾走する馬と、中央に置かれた牛のお面

田遊び(田祭り、御田など各地で異なる呼び方がある)は、春の鍬入れ、苗代づくりから秋の収穫に至る一連の稲作作業を演じることで、その年の豊作を祈る神事。都内でも板橋区の徳丸北野神社と赤塚諏訪神社で田遊び神事が続けられている。年に一度はどこかで田遊びに出かけたいと常々思っているが、コロナ禍の間は自粛や非公開が続いていた。

今年4月29日、横浜市鶴見区の鶴見神社でおこなわれた「鶴見の田祭り」へ。4年ぶりの田遊び、そして「鶴見の田祭り」ははじめて。明治維新の波に押され明治4年を最後に途絶えていた神事を、関係者の努力により昭和62年に110余年を経て奇跡的に復活させたという。

手づくりの舞台装置、地元の人たちが演じる素朴な神事には「豊かな実り」と「子孫繁栄」の願いが込められている。モノと情報にあふれた社会に生きる私たちの願いは盛りだくさん。でも人が幸せに生きるために本当に必要な願いは、そんなに多くはないと気づかせてくれる。 (村)

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敷地探しの難しさを越えて

東京郊外と言えども、新しく福祉施設を建てようと思うと適地が少ないものです。
八王子で建設中の障がい者生活介護事業所は、法人や親の会の方々と敷地を探し始めたのは2019年春からです。
定員20名の施設、敷地面積300~500㎡の敷地を探して、法人はどれほど不動産情報を当たられたことでしょう。
その中から改修を含めて施設建設が可能か否かを私たちは確かめてきました。

最初の物件を検討し始めてから4年が経ち、もうすぐ完成です。
敷地の周囲は町会公園や農地、戸建て住宅が立ち並ぶ緑あふれる環境です。
春になり鶯などの鳥の声が心地よく聞こえてきます。
敷地探しは困難でしたが、結果は現在の作業所と同じ町内での建設となりました。
地元の方々と法人さんのご縁を感じながら監理をしています。 (高)

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花粉症か、まだマスクは離せない

最近、花粉症と思われる症状が出ました。突然、くしゃみは出るは、鼻水は出るは、涙は出るはで大変でした。
今まで、こんなことはなかったので、自分がまさかかかるとは思っていませんでした。なので、なんの対策をしていませんでした。コロナ対策でマスクをしていたくらいです。ただ、はずかしいくらい鼻水でぐしゃぐしゃになりましたが。

市販の薬で症状が治まったので、花粉症と思っているのですが、正確なところはわかりません。大変辛いことはわかりました。
直に鼻水がタラタラ出ていたとを思うと、まだマスクは離せそうにありません。(熊)

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八王子で生活介護事業所建設


数年前からNPO法人の第2作業所建設の相談に乗ってきましたが、敷地が地元の方の寄付によってようやく決まり、昨年設計を終え、今年から本格的に工事が始まりました。
写真は先日行われた配筋検査の様子です。

敷地は八王子の中でも現作業所がある同じ町内。隣地は先に町会公園となって高齢者、高校生等幅広い方が利用しているようです。
まだ農地や緑が残る地域です。南向きのいい環境で、仲間のみなさんや職員が一日を快適に過ごしてもらえたら嬉しいです。 (高)

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2022年はどのような年でしたか

3年目になる新型コロナウイルス感染症とその影響は時々の政府・行政の施策があったり、感染数の上下はあるが、年末でも第8波かと言われているくらいまだまだ猛威を振るっています。

2022年を私なりに、日本国内、世界各地で起きた大きなニュース、スポーツ、出来事などを私なりに順不同で振り返りました。

ロシアがウクライナへの全面的侵攻。安倍前首相への襲撃・死亡と国葬儀。成人年齢を18歳に引き下げ。1ドル=150円を超える円安水準。

スポーツでは、メジャーで大谷選手の10年ぶりの大記録。日本のプロ野球でも、完全試合や王さんを抜くホームラン。北京オリ・パラ(冬季大会)での活躍。サッカーW杯で日本がドイツ、スペインに勝利するも惜しもベスト16。

気象現象では、夏の記録的な猛暑と冬の大雪などの異常気象。11月8日には皆既月食がありました。

皆既月食(2022年11月8日撮影)

今年最後の満月(2022年12月7日撮影)

 

 

 

 

 

 

おりしも今年の漢字は『戦』。コロナ禍で行動が委縮されるなかでも、「悪い戦い」と「楽しい戦い」など様々な出来事があり、忙しい一年でした(個人的な出来事は省きました)。

2023年は、「悪い戦い」が少しでも治まり、平穏で、優しい社会と「楽しい」出来事が多くあるといいなと思います。 (古)

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日本の住宅

みなさんはベッド派でしょうか、フトン派でしょうか。
私は寝相が悪いこともあって、一貫してフトンで就寝しています。

迷わずフトンを敷けるのは畳敷の部屋になると思いますが、畳は虫もつきやすく耐久性も悪くメンテナンスの手間がかかるなどの理由からか、近年の住宅では畳の部屋は一室あるかもしくはない間取りが多いようです。

畳部屋は素足のままでいられ そのまま座れまた横にもなれる開放感はほかに形容し難いものがあります。
畳だけでなく、デザインに富む障子にも良さがあります。

古き良き日本の住宅の長所を更に伸ばせるアイデアを身につけたいと思います。 (吉)

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小田急百貨店閉店-変わる新宿西口

大階段のまわりで閉店を見守る人びと

10月2日、小田急百貨店新宿店は本館での55年間の営業を終了した。
閉店時刻の20時30分、小田急百貨店のシンボルである、駅コンコースから2階の百貨店入口をつなぐ大階段のまわりには多くの人が集まっていた。「セレモニーはありません」というアナウンスが何度も流れ、それでも帰っていく人はわずかで、時折起こる「ありがとう!」のコールと拍手。

ファサードに灯された、感謝を伝えるイルミネーション

多くの人に愛されてきた小田急百貨店の魅力の一つに、建築家坂倉順三氏の設計による建物があったことは間違いない。4つの鉄道路線(建設当時)、百貨店、超高層ビル街へと交差する人びとの多様な移動を可能にした、コンコースから西口ロータリーへ続く立体的な構成は見事で、通りがかると気持ちが浮き立った。金属パネルが連なる表情豊かで軽快なファサード、洗練された細部のデザイン、曲線が美しいラメラ構造の床梁。一つ一つが惜しまれる。

小田急百貨店は隣の小田急ハルクへ移転し営業を続ける。でもこの建物の中で営業を続けてほしかった。この再開発により、小田急百貨店本館とともに、人びとに親しまれてきた新宿駅西口の景観が失われる。形あるものはやがて失われていく。しかし地域を代表する景観を変えるのに55年は短かすぎるのではないですか? (村)

存在感のあるラメラ構造の床梁

12階から見下ろした西口ロータリー

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働き方の変化と建物

コロナによって働き方が大きく変わり、ホームワークが拡大していることをよく耳にします。将来コロナが終息しても、働き方が元にもどることはないだろうと感じています。

出勤しない社員が多くなるので、建物自体がだぶついていき、建物の縮小、移転が多くなっていくのは至って自然な流れです。会社が移転する場合、より都心に向かうのだろうなと予感しています。都心に集中していくが人は少ない。また、家にいる時間が増えるので、おのずと家庭の負担は増える。
ただ、会社に出勤して仕事を頑張っている人もいます。

このような中で、器を含めた長期的なバランスの取り方が、重要と思っています。(熊)

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子どもの空間・地域の空間

2019年春に完成した駒岡保育園(横浜市)には1年2年点検や年末のご挨拶等で完成後も訪問する機会があります。
設計時には想定していなかった使われ方を発見することがあり、勉強にもなり次に活かそうと思います。

子どもたちは狭くて天井の低い空間が大好きです。

階段下の絵本コーナーは設計で提案したものですが、部屋の隅っこの窪みはごっこ遊びのおもちゃ置き場に、オープンな物置として設定した場所は子どもたちの恒常的な遊び場にしたと園長先生から聞きました。

 

 

 

 

 

昨年末にうかがった時は、アプローチがクリスマスツリーなどで飾られていました。
近所の方が次々と植物のプランターを置いて飾ってくださったとのこと。
改築を経て、保育園と地域との距離が近くなったことを感じました。
今度うかがう時も使われ方が変化しているでしょうか。楽しみです。(高)

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京都・祇園祭山鉾の美しさと蒸し暑さ

所用があり7月16日から1泊で数十年ぶりに京都に行く機会があった。
所用は1日目の午後と2日目の午前中だったため、空き時間に京都観光をした。

16日は早起きをして8時過ぎに京都駅に着き、金閣寺と下鴨神社をめぐった。夜は祇園祭りの山鉾や駒形提灯が気分を盛り上げてくれた。

水面に写る金閣寺

水面に写る金閣寺

下鴨神社の顔出しパネル

下鴨神社の顔出しパネル

祇園祭の駒形提灯

祇園祭の駒形提灯

 

 

 

 

 

 

 

所用が終わった2日目の午後は、銀閣寺をめぐって庭の美しさに感動した。祭りや賑わいもいいが静かな京都も好きで、最後にお気に入りの哲学の道を散策し、お土産屋さんに色々と教わりながら、京都を堪能した。

今夏の東京は梅雨があっという間に明け、6月下旬から非常に暑い日が続いている。京都在住の方には申し訳ないが、私の感覚では京都は東京より蒸し暑さがすごかった。汗だらだらで観光していた。次に京都に行く機会があれば、紅葉の季節にしようと思う。(古)

庭、特にコケが美しい銀閣寺

庭、特にコケが美しい銀閣寺

お気に入りの哲学の道

お気に入りの哲学の道

 

 

 

 

 

(2022年7月16・17日撮影)

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